概要
Acronis Backup & Recovery 11 Server for Linux は、Linux サーバにおけるディスクベースのバックアップおよび障害復旧を行うための製品です。グラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)を通して設定や管理を行うことができるため、操作性に優れ、リモート管理や集中管理を必要としない小規模企業のニーズを満たすように設計されています。
- 障害復旧の実現
- Acronis Backup & Recovery 11 を使用すると、オペレーティングシステム、アプリケーション、およびデータをすべて含むディスクイメージバックアップを作成することができます。直感的に使用できるインターフェイスを備えており、システム全体のバックアップと復元を数回のクリックで実行でき、操作ミスを極力減らせるよう設計されています。これにより管理者は、これまで複雑な操作やミスの対応に費やしていた時間を他の作業に使えるようになります。
- 操作しやすいバックアップおよびリカバリ処理
- ディスクイメージバックアップにディスク全体の内容が含まれているため、簡単かつ迅速に復元処理を行えます。また、シンプルなワークフローに従って、バックアップおよび復元を行うので、テクノロジに精通していなくても製品を使用できます。
- 異なるハードウェアへのリカバリまたは移行
- アドオンである Acronis Universal Restore を使用すると、サーバを異なるハードウェアや仮想マシンに迅速に復元することができるため、業務の中断が最小限に抑えられます。
- 離れた場所への保存による信頼性の向上
- バックアップを自動的に複数の場所に保存できるため、データ保護の信頼性を強化することができます。
ビジネスの発展により企業規模が拡大する場合は、Acronis Backup & Recovery 製品ファミリに用意されている、より高度な製品へ簡単にアップグレードし、必要な機能を追加することができます。リモート管理や集中管理、ファイルやアプリケーションレベルでのデータ保護の統合、仮想マシンのバックアップやテープへのバックアップが必要な場合は、Acronis Backup & Recovery 11 の統合ソリューション をご検討ください。
主な機能
オペレーティングシステム、アプリケーション、ファイル、およびデータの迅速な復元
- 完全なディスクイメージのバックアップとリカバリを迅速かつ容易に実行できます。
- 同じハードウェア、異なるハードウェア、仮想マシンのいずれにもベアメタル復元を容易に行えます。
- 個別のフォルダやネットワーク共有をバックアップおよび復元することができます。
- イメージバックアップから個別のファイルおよびフォルダを復元することができます。
- バックアップを仮想マシンの形式に変換できます。
広範なストレージのサポート
- ローカルフォルダ、SMB または FTP ネットワーク共有
- USB フラッシュドライブおよび HDD
- Acronis セキュアゾーン - ハードディスク上の特別に保護された領域
- CD、DVD、HD-DVD、Blu-ray ディスク
- ZIP®、Rev®、およびその他のリムーバブルメディア
様々なストレージに対応
- 物理マシンまたは仮想マシン(VMware、Microsoft Hyper-V、Citrix、Red Hat、Parallels)
- BIOS および UEFI システム
- MBR および GPT ディスク
- Logical Volume Manager(LVM)
信頼性の向上と安全なアーカイブ
- バックアップを複数の保存先に作成できます。
- 256 ビット AES(Advanced Encryption Standard)アルゴリズムを使用した暗号化により、データのセキュリティを確保します。
バックアップ
イメージバックアップ
ディスク全体またはボリューム全体のイメージを、オペレーティングシステム、アプリケーション、およびデータとともに保存するディスクレベルのバックアップです。
ファイルバックアップ
任意のファイルおよびフォルダのバックアップが基本となるファイルレベルのデータ保護で、バックアップされたファイルとフォルダを全て復元することも、個別に選択して復元することもできます。
完全、高速増分、または差分バックアップ
変更されたデータだけを保存する差分バックアップや増分バックアップを使用して、バックアップ時間を短縮し、ストレージ所要量とトラフィックを削減することができます。
様々なストレージに対応
ローカルディスク、ネットワーク接続ストレージ(NAS)、ストレージエリアネットワーク(SAN)、FTP サーバ、光学デバイス、テープ、そして当社独自のAcronis セキュアゾーンパーティションを含む、さまざまなストレージデバイスや保存場所をサポートしています。
最大 5 ヶ所へバックアップを保存
バックアップをローカルディスクに保存し、そのコピーをネットワーク共有に保存するなど、バックアップを複数の場所に保存することができます。
Acronis セキュアゾーン
セキュリティで保護されたパーティションにバックアップを保存することができます。
高度なバックアップのスケジューリング
データやマシンの種類ごとに、バックアップの時間帯、頻度、および間隔を指定することができます。変化の激しいデータベースでも、比較的変化の少ないデータストアでも、パラメータを微調整することにより、さまざまなバックアッププロパティがサポートされます。
バックアップスキーム
Acronis Backup & Recovery 11 は、GFS(Grandfather-Father-Son)やハノイの塔などの、あらかじめ定義された一連の業界標準スキームを備えています。詳細設定によって、ユーザー独自のスキームを構成することができます。
スナップショット
特許取得済みのディスクイメージング技術でディスクのスナップショットを取り、それを元にイメージアーカイブを作成するため、バックアップのためにサーバをオフラインにする必要がありません。
セクター単位のバックアップ
未使用容量を含め、ディスクまたはボリュームの、セクター単位の正確なコピーが保存されます。
バックアップ時のファイルの除外
不要なファイルおよびフォルダをバックアップから除外して、ストレージ容量と時間を節約します。
圧縮および暗号化
バックアップを圧縮してストレージ容量を最適化したり、バックアップを暗号化してセキュリティを強化したりすることができます。
バックアップ処理の前後に実行するコマンド
「バックアップを開始する前に、毎回アンチウィルス製品を実行する」や「バックアップの終了後に、アーカイブを別の場所にコピーする」など、バックアップ処理の前後に自動的に実行するコマンドを定義することができます。
自動または手動のバックアップ分割
バックアップを複数のファイルに分割してメディアに適合させることができます。
ネットワーク帯域幅およびディスク書き込み速度の制限
バックアップ操作によって使用可能な帯域幅を制限し、ディスクまたはネットワークへの影響を抑えることができます。
リカバリ
ベアメタル復元
ハードディスク障害の発生時にサーバをまっさらな状態から復元し、マシンの完全なコピーが新しいハードディスクドライブに復元されます。
異なるハードウェアへの復元
アドオンである Acronis Universal Restore を使用すると、システム全体を異なるハードウェアまたは仮想マシンに移行したり復元したりすることができます。
ディスクバックアップからのファイルの復元
ディスクイメージバックアップから個々のフォルダやファイルを復元できます。
災害復旧計画
各バックアップ後に自動的に生成される文書で、システムを再稼働させるための詳細な手順が記載されており、これに沿って迅速かつ効率的に復旧作業を行うことができます。
バックアップのマウント
ディスクイメージは、読み取り専用モードまたは読み取り/書き込みモードのディスクとしてマウントすることができます。
ベアメタル
Acronis ブータブルメディア
Acronis ブータブルメディアビルダーは、CD、DVD、または USB フラッシュドライブを使用して、障害発生時に起動するためのブータブルメディアを作成します。
Acronis リカバリマネージャ
システムが正常に起動しない場合は、システムの起動時に [F11] を押して Acronis Backup & Recovery 11 を起動させることができます。
管理
古いバックアップの自動削除
不要になったバックアップを自動的に削除するルールを指定します。
セカンダリストレージへのステージング
バックアップを削除する代わりに、別の場所に自動的に移動します。最大で 5 段階がサポートされます。
ベリファイ
アーカイブのベリファイ機能によって、バックアップが完了し、サーバおよびデータがリカバリ可能であることを確認します。スケジュールして行うことも、手動で行うこともできます。ます。
アラート
タスクの失敗やディスクの空き容量の低下など、エラーや警告などの通知を受信できます。
タスク履歴
バックアップ計画について、過去に実行されたタスクとその結果を確認することができます。
バックアップ計画のインポート/エクスポート
バックアップ計画を、マシン上のファイルからエクスポートし、別のマシンにインポートすることができます。このファイルは XML 形式であるため、手動でカスタマイズもできます。また、ファイルをマシン上の専用フォルダに保存することによって、バックアップ計画のインポートを自動化できます。
増分バックアップまたは差分バックアップの統合
増分バックアップや差分バックアップを統合して、容量を節約します。
コマンドラインによるスクリプト処理
コマンドラインモードをサポートしているので、XML スクリプトの実行によるバックアップの自動化が可能です。
インストール
Acronis Backup & Recovery 10 からのアップグレード
Acronis Backup & Recovery 11 は、Acronis Backup & Recovery 10 に上書きインストールされ、すべての設定および構成が維持されます。
再起動不要
インストールを完了するために再起動する必要はありません。
セキュリティ
バックアップイメージの暗号化
業界標準の 256 ビット AES(Advanced Encryption Standard)アルゴリズムを使用してバックアップを暗号化し、データのセキュリティを確保します。
Acronis セキュアゾーンのパスワードによる保護
Acronis セキュアゾーン(セキュリティで保護されたパーティション)に保存されたバックアップを権限のないアクセスから保護します。
異機種への復元を実現するUniversal Restore
New! ついに Linux にも対応*
- システムのハードウェアが故障した、あるいは交換しなければならなくなった。
- 障害が発生し、重要なアプリケーションとデータを新しいシステムやハードウェアに移動しなければならない。
- ハードウェア変更後に同じシステムを迅速に復元したい。
- バックアップを取っていたにも関わらず、同機種の予備マシンを用意していなかったため、復元ができない。
Acronis Backup & Recovery 11 Universal Restore を使用すると、サーバやワークステーションを異なるハードウェアまたは仮想マシンに復元することができるため、下記のような課題が解決されます。
主な機能
- 復元 — 障害が発生したシステムを異種ハードウェアまたは仮想マシンに数分間で復元します。
- 移行 — 物理から仮想、仮想から物理、物理から物理、または仮想から仮想への移行を実行します。
- 修正 — マザーボードやストレージコントローラなどのハードウェアの交換後、または別のマシンへ HDD を移動した後に、新しいハードウェアドライバをロードし、HAL(Hardware Abstraction Layer)を置き換えて、システムを起動可能にします。
- クローンの作成と配置 — ハードウェアにまったく依存することなく、オペレーティングシステムのクローンを作成して配置します。
異機種への復元手順
- 事前に作成した Acronis Backup & Recovery 11 ブータブルメディアを使用して代替システムを起動し、メニューから [復元] を選択します。
- 復元するイメージを選択します。
- Acronis Backup & Recovery 11 Universal Restore による復元プロセスが開始されます。ハードウェアが検出され、HAL 用に適切なドライバがインストールされます。
- 完全に機能するシステムが新しいハードウェアプラットフォーム上に再現されます。
Acronis Backup & Recovery 11 Universal Restore が新しいハードウェアに独自のドライバをロードすることで、予め Acronis Backup & Recovery 11 で作成されていたイメージが、異なるハードウェアプラットフォームへ完全に復元され、オペレーティングシステム、アプリケーション、データ、および元のすべての設定が再現されます。この復元は、対象が既存システムでも、異なるハードウェアで構成された新しいシステムでも、あるいは仮想マシンに対してでも、数分間で実行されます。
* Red Hat Enterprise Linux 4.x 環境に対して Universal Restore を適用すると復元後のシステム起動で問題が起きることが確認されており、次回のマイナーアップデートにて修正予定となっております。
Acronis Universal Restore はアドオンとなるため、別途、ライセンスの購入が必要となります。
システム
オペレーティングシステム:
- Linux(カーネル 2.4.20 以降* および glibc 2.3.2 以降)
* Universal Restore を Linux 環境に適用する場合、ビルド 17318 では Linux カーネルが 2.6.15 以降である必要がありましたが、ビルド 17437 より、カーネル 2.6.8 以降をサポートします。 - 以下を含むディストリビューション
- Red Hat Enterprise Linux 4.x*、5.x、および 6.x
- Ubuntu 9.10(Karmic Koala)および 10.04(Lucid Lynx)
- Fedora 11、12、13、および 14
- SUSE Linux Enterprise Server 10 および 11
- Debian 4(Etch)および 5(Lenny)
- CentOS 5
* ビルド 17318 では Red Hat Enterprise Linux 4.x 環境に対して Universal Restore を適用すると復元後のシステム起動で問題が起きることが確認されておりましたが、ビルド 17437 にて修正済みとなっております。
プラットフォーム:
- x86(32 ビット)
- x64(64 ビット)
起動方法:
- BIOS
- UEFI
サポートされるオペレーティングシステムと環境の完全なリストについては、こちらの記事を参照してください。
仮想マシン
Acronis Backup & Recovery 11 Server for Linux は、物理マシンまたはサポートされる以下の仮想マシン上で使用できます。
- VMware vSphere/ESX/ESXi および Workstation
- Microsoft Hyper-V および Virtual PC
- Citrix XenServer
- Red Hat Enterprise Virtualization(RHEV)および KVM
- Parallels Workstation および Server 4 Bare Metal
ファイルシステム
Acronis Backup & Recovery 10 Server for Linux では、以下のファイルシステムをバックアップおよび復元できます。
- FAT16/32
- NTFS
- Ext2/Ext3/Ext4
- Linux SWAP
- ReiserFS3 - ボリュームバックアップから特定のファイルを選択してリカバリすることはできません。
- ReiserFS4 - ボリュームのリカバリにはボリュームサイズの変更機能がありません。また、ボリュームバックアップから特定のファイルを選択してリカバリすることはできません。
- XFS - ボリュームのリカバリにはボリュームサイズの変更機能がありません。また、ボリュームバックアップから特定のファイルを選択して復元することはできません。
- JFS - ボリュームバックアップから特定のファイルを選択して復元することはできません。
さらに、Acronis Backup & Recovery 11 では、壊れたファイルシステムやサポートしていないファイルシステムを、セクター単位でバックアップおよび復元することができます。
ストレージ
- ハードディスクドライブ
- ネットワーク上のストレージデバイス(SMB および FTP)
- CD/DVD/HD-DVD/Blu-ray
- ZIP®、Rev®、およびその他のリムーバブルメディア
- P-ATA(IDE)、S-ATA、SCSI、iSCSI、IEEE1394(Firewire)、USB 1.1/2.0/3.0 ドライブ、PC カード
4K セクター HDD もサポートされます。
製品資料
- ライセンスガイド(簡易版) (0.4 MB, PDF)
- カタログ (1.9 MB, PDF)
- FAQ (0.4 MB, PDF)
- Web ヘルプ
- インストール・ガイド (0.2 MB, PDF)
- ユーザーズ ガイド (1.7 MB, PDF)
- コマンド ライン リファレンス (0.8 MB, PDF)
- スペックシート(スタンドアロン型) (0.8 MB, PDF)
スクリーンショット付き手順書
- Acronis Backup & Recovery 11 Server for Linux インストール (0.5 MB, PDF)
- Acronis Backup & Recovery 11 Server for Linux へのアップグレード (0.5 MB, PDF)
- 簡単バックアップガイド (0.7 MB, PDF)
- 移行対象マシンにおけるイメージ作成 (0.3 MB, PDF)
使用例
- サーバ統合 0.5 MB (英語)
- 仮想サーバの障害復旧 1.1 MB (英語)
その他関連情報
便利なツール
| 障害復旧 ROI 計算機 |
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オンラインでの購入
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