概要
Acronis Backup & Recovery 11 Workstation は、Windows ワークステーションを対象にディスクベースのバックアップおよび障害復旧を行う製品であり、リモート管理や集中管理を必要としない小規模企業のニーズを満たすよう、設計されています。
ダウンタイムの最小化と生産性の向上
Acronis Backup & Recovery 11 では、アクロニスの特許取得済みのディスクイメージング技術によって、ディスクの「スナップショット」が作成されます。そのため、バックアップのためにワークステーションやノート PC をオフラインにする必要がなく、エンドユーザーへの影響を最小限に抑えることができます。
迅速なリカバリ
オペレーティングシステム、アプリケーション、およびデータを含むイメージを、時間単位や日単位だけではなく、分単位でも復元することができます。また、誤って削除または消失したファイルやフォルダだけを個別に復元することもできます。
操作が簡単なため、技術的に高度な知識がなくても製品を使用できます。システムの起動時に [F11] を押すだけで、直感的な GUI に従ってリカバリプロセスを実行できます。
異なるハードウェアへのリカバリまたは移行
盗難やハードウェア障害の発生時にイメージをリカバリする際、元と同じハードウェアを入手することが困難であったり、不可能な場合があります。アドオンである Acronis Universal Restore を使用すると、すべてのアプリケーション、データ、および設定を含む、システム全体を異なるハードウェアに迅速に復元または移行し、数分間で新しいハードウェア上で操作を再開できます。
リモート管理、集中管理、テープの利用などが必要な場合は、Acronis Backup & Recovery 11 Advanced Workstation をご検討ください。
主な機能
オペレーティングシステム、アプリケーション、ファイル、およびデータの迅速な復元
- 完全なディスクイメージのバックアップとリカバリを、迅速かつ容易に行えます。
- 異なる環境のハードウェアにも、容易なベアメタル復元が可能です(要アドオン)。
- 出先であっても、ユーザー自身で、Acronis セキュアゾーンからデータまたはシステム全体を復元することができます。
- 個々のファイルやフォルダをバックアップおよび復元できます。
- イメージバックアップから個々のファイルおよびフォルダを復元することができます。
様々なストレージに対応
- USB フラッシュドライブおよび HDD
- Acronis セキュアゾーン - ハードディスク上の特別に保護された領域
- ローカルフォルダ、SMB または FTP ネットワーク共有
- CD、DVD、HD-DVD、Blu-ray ディスク
- ZIP®、Rev®、およびその他のリムーバブルメディア
安全なバックアップ
- 256 ビットの AES(Advanced Encryption Standard)暗号化により、安全にバックアップを行います。
- パスワードを使用して Acronis セキュアゾーンを保護します。
バックアップ
イメージバックアップ
ディスク全体またはボリューム全体のイメージを、オペレーティングシステム、アプリケーション、およびデータとともに保存するディスクレベルのバックアップです。
ファイルバックアップ
任意のファイルおよびフォルダのバックアップが基本となるファイルレベルのデータ保護で、バックアップされたファイルとフォルダを全てリカバリすることも、個別に選択してリカバリすることもできます。
完全、高速増分、または差分バックアップ
変更されたデータだけを保存する差分バックアップや増分バックアップを使用して、バックアップ時間を短縮し、ストレージ所要量とトラフィックを削減することができます。
アクロニスの高速増分アルゴリズムは、NTFS マスターファイルテーブル(MFT)からの情報を使用し、相違点を計算します。これにより、ディスクの内容全体を読み取る必要がなくなるため、大幅なバックアップ時間の短縮とリソース消費量の削減につながります。
様々なストレージに対応
ローカルディスク、ネットワーク接続ストレージ(NAS)、ストレージエリアネットワーク(SAN)、FTP、光学デバイス、そして当社独自の Acronis セキュアゾーンを含む、さまざまなストレージデバイスや保存場所をサポートしています。
Acronis セキュアゾーン
セキュリティで保護されたパーティションにバックアップを保存することができます。
最大 5 ヶ所へバックアップを保存
たとえば、バックアップをローカルディスクに保存し、そのコピーをネットワークサーバに保存するなど、バックアップを複数の場所に保存することにより、さらに安全にデータを保護することができます。
高度なバックアップのスケジューリング
データやマシンの種類ごとに、バックアップの時間帯、頻度、および間隔を指定することができます。 変化の激しいデータベースでも、比較的変化の少ないデータストアであっても、パラメータの微調整で、さまざまなバックアッププロパティがサポートされます。 また、ユーザーのログオンやマシンのシャットダウンなどの条件で開始されるバックアップスケジュールも作成できます。
バックアップスキーム
Acronis Backup & Recovery 11 は、GFS(Grandfather-Father-Son)やハノイの塔などの、業界標準スキームを備えています。また、詳細設定によって、ユーザー独自のスキームを構成することもできます。
スナップショット
Acronis Backup & Recovery 11 は、アクロニスの特許取得済みのディスクイメージング技術によってディスクの「スナップショット」を作成するため、バックアップのためにワークステーションやノート PC をオフラインにする必要がありません。
セクター単位のバックアップ
未使用容量を含め、ディスクまたはボリュームの、セクター単位の正確なコピーが保存されます。
バックアップ時のファイルの除外
不要なファイルおよびフォルダをバックアップから除外して、ストレージ容量と時間を節約することができます。
圧縮および暗号化
バックアップを圧縮してストレージ容量を最適化したり、バックアップを暗号化してセキュリティを強化したりすることができます。
バックアップ処理の前後に実行するコマンド
「バックアップを開始する前に、毎回アンチウィルス製品を実行する」や「バックアップの終了後に、アーカイブを別の場所にコピーする」など、バックアップ処理の前後に自動的に実行するコマンドを定義することができます。
自動または手動のバックアップ分割
バックアップを複数のファイルに分割してメディアに適合させることができます。
ネットワーク帯域幅およびディスク書き込み速度の制限
バックアップ操作によって使用可能な帯域幅を制限し、ディスクまたはネットワークへの影響を抑えることができます。
リカバリ
ベアメタル復元
盗難やハードディスク障害の発生時に、元のマシンの完全なコピーを新しいハードディスクドライブに復元します。
異なるハードウェアへの復元
アドオンである Acronis Universal Restore を使用すると、システム全体を異なるハードウェアまたは仮想マシンに移行したり復元したりすることができます。
ディスクバックアップからのファイルの復元
ディスクイメージバックアップから個々のフォルダやファイルを復元できます。
災害復旧計画
各バックアップ後に自動的に生成される文書で、システムを再稼働させるための詳細な手順が記載されており、緊急時、専任の IT 管理者の不在時にも、これに沿って迅速かつ効率的に復旧作業を行うことができます。
バックアップの参照およびマウント
バックアップデータは、通常のフォルダと同様に Windows エクスプローラで参照でき、ファイルやフォルダのドラッグアンドドロップやコピーアンドペーストもできます。ディスクイメージは、後から、読み取り専用モード、または読み取り/書き込みモードのドライブとしてマウントすることもできます。
イメージバックアップの仮想マシン形式への変換
バックアップイメージを、VMware、Microsoft、Citrix、Red Hat、または Parallels の形式と互換性のある仮想マシン形式に変換できます。
Acronis Active Restore
データをバックグラウンドで復元しながらシステムを使用することができます。
SID の変更
復元後に Windows SID が自動変更されます。
ベアメタル
Linux カーネルまたは WinPE に基づいた Acronis ブータブルメディア
Acronis ブータブルメディアビルダーを使用して、障害発生時にシステムを強制的に起動するためのブータブルメディアを、CD、DVD、または USB フラッシュドライブに作成します。Linux カーネルまたは WinPE ベースのメディアを作成することができます。
Acronis リカバリマネージャ
システムが正常に起動しない場合は、システムの起動時に [F11] を押して Acronis Backup & Recovery 11 を起動させます。
カスタムドライバ
WinPE メディアの作成時や作成後(メディアからの起動時)に、新しいハードウェア用のドライバを WinPE メディアに追加することができます。
管理
古いバックアップの自動削除
不要になったバックアップを自動的に削除するルールを指定します。
ステージング
最大 4 回までのステージングが可能で、各ステージングの保存場所や保存期間は個別に設定できます。これにより、ストレージを有効活用しつつ、バックアップを確実に保存することができます。
ベリファイ
アーカイブのベリファイ機能によって、バックアップが完了し、サーバおよびデータがリカバリ可能であることを確認します。スケジュールして行うことも、手動で行うこともできます。
アラート
タスクの失敗やディスクの空き容量の低下など、エラーや警告などのアラートが表示されます。これらのアラートを電子メールで受け取ることもできます。
タスク履歴
バックアップ計画について、過去に実行されたタスクとその結果を確認することができます。
バックアップ計画のインポート/エクスポート
バックアップ計画を、マシン上のファイルからエクスポートし、別のマシンにインポートすることができます。また、このファイルは XML 形式であるため、手動でカスタマイズできます。
Windows イベントログへの記録
ログイベントは、ローカルでコンソールから確認できるほか、Windows イベントログにコピーされるように設定することもできます。
バックアップの統合
増分バックアップや差分バックアップを統合して、容量を節約します。
コマンドラインによるスクリプト処理
コマンドラインモードをサポートしているので、XML スクリプトの実行によるバックアップの自動化が可能です。
Acronis Disk Director Lite の統合
Acronis Backup & Recovery 11 には、ディスク管理ユーティリティである Acronis Disk Director Lite が含まれています。これにより、ディスクのクローン作成、ディスクの変換、ボリュームの作成、フォーマット、削除、MBR と GPT の間のディスクパーティションスタイルの変更、ディスクラベルの変更などのディスク管理操作は、オペレーティングシステムで実行するかブータブルメディアを使用して実行することができます。
インストール
Acronis Backup & Recovery 10 からのアップグレード
Acronis Backup & Recovery 11 は、Acronis Backup & Recovery 10 に上書きインストールされ、すべての設定および構成が維持されます。
再起動不要
インストールを完了するために再起動する必要はありません。
グループポリシーのサポート
Acronis Backup & Recovery 11 Workstation を、グループポリシーや、MSI 形式をサポートするその他のツールを使用して配置することができます。また、付属のグループポリシー管理テンプレートを使用して、クライアントマシンの設定をまとめて構成することができます。
セキュリティ
バックアップイメージの暗号化
業界標準の 256 ビット AES(Advanced Encryption Standard)アルゴリズムを使用してバックアップを暗号化し、データのセキュリティを確保します。
Acronis セキュアゾーンのパスワードによる保護
Acronis セキュアゾーン(管理対象マシンのセキュリティで保護されたパーティション)に保存されたバックアップを権限のないアクセスから保護します。
異機種への復元を実現するUniversal Restore
- システムのハードウェアが故障した、あるいは交換しなければならなくなった。
- 障害が発生し、重要なアプリケーションとデータを新しいシステムやハードウェアに移動しなければならない。
- ハードウェア変更後に同じシステムを迅速に復元したい。
- バックアップを取っていたにも関わらず、同機種の予備マシンを用意していなかったため、復元ができない。
Acronis Backup & Recovery 11 Universal Restore を使用すると、サーバやワークステーションを異なるハードウェアまたは仮想マシンに復元することができるため、下記のような課題が解決されます。
主な機能
- 復元 — 障害が発生したシステムを異種ハードウェアまたは仮想マシンに数分間で復元します。
- 移行 — 物理から仮想、仮想から物理、物理から物理、または仮想から仮想への移行を実行します。
- 修正 — マザーボードやストレージコントローラなどのハードウェアの交換後、または別のマシンへ HDD を移動した後に、新しいハードウェアドライバをロードし、HAL(Hardware Abstraction Layer)を置き換えて、システムを起動可能にします。
- クローンの作成と配置 — ハードウェアにまったく依存することなく、オペレーティングシステムのクローンを作成して配置します。
異機種への復元手順
- 事前に作成した Acronis Backup & Recovery 11 ブータブルメディアを使用して代替システムを起動し、メニューから [復元] を選択します。
- 復元するイメージを選択します。
- Acronis Backup & Recovery 11 Universal Restore による復元プロセスが開始されます。ハードウェアが検出され、HAL 用に適切なドライバがインストールされます。
- 完全に機能するシステムが新しいハードウェアプラットフォーム上に再現されます。
Acronis Backup & Recovery 11 Universal Restore が新しいハードウェアに独自のドライバをロードすることで、予め Acronis Backup & Recovery 11 で作成されていたイメージが、異なるハードウェアプラットフォームへ完全に復元され、オペレーティングシステム、アプリケーション、データ、および元のすべての設定が再現されます。この復元は、対象が既存システムでも、異なるハードウェアで構成された新しいシステムでも、あるいは仮想マシンに対してでも、数分間で実行されます。
* Red Hat Enterprise Linux 4.x 環境に対して Universal Restore を適用すると復元後のシステム起動で問題が起きることが確認されており、次回のマイナーアップデートにて修正予定となっております。
Acronis Universal Restore はアドオンとなるため、別途、ライセンスの購入が必要となります。
システム
オペレーティングシステム:
- Microsoft Windows 7
- Microsoft Windows Vista
- Microsoft Windows XP Professional SP2 以降
- Microsoft Windows 2000 Professional SP4
プラットフォーム:
- x86(32ビット)
- x64(64ビット)
起動方法:
- BIOS
- UEFI
サポートされるオペレーティングシステムと環境の完全なリストについては、こちらの記事を参照してください。
ファイルシステム
Acronis Backup & Recovery 11 Workstation は、以下のファイルシステムをバックアップおよび復元できます。
- FAT16/32
- NTFS
さらに、Acronis Backup & Recovery 11 では、壊れたファイルシステムやサポートしていないファイルシステムを、セクター単位でバックアップおよび復元することができます。
ストレージ
- ハードディスクドライブ
- ネットワーク上のストレージデバイス(SMB および FTP)
- CD/DVD/HD-DVD/Blu-ray
- ZIP®、Rev®、およびその他のリムーバブルメディア
- P-ATA(IDE)、S-ATA、SCSI、iSCSI、IEEE1394(Firewire)、USB 1.1/2.0/3.0 ドライブ、PC カード
4K セクター HDD もサポートされます。
Windows ワークステーション向け
凡例:
- 対応
- 要アドオン
| Workstation | Advanced Workstation | ||
| イメージバックアップ | |||
| ファイルバックアップ | |||
| ベアメタル復元 | |||
| ディスク/ネットワーク共有へのバックアップ | |||
| テープ/テープライブラリへのバックアップ | |||
| リモートおよび集中管理 | |||
| カタログ作成と検索 | |||
| 異なるハードウェアまたは仮想マシンへの復元 | |||
| 重複除外 | |||
製品資料
- ライセンスガイド(簡易版) (3.4 MB, PDF)
- カタログ (1.9 MB, PDF)
- FAQ (0.4 MB, PDF)
- Web ヘルプ
- インストール・ガイド (0.3 MB, PDF)
- ユーザーズ ガイド (2.1 MB, PDF)
- コマンド ライン リファレンス (0.8 MB, PDF)
スクリーンショット付き手順書
- 簡単バックアップガイド (0.7 MB, PDF)
- 移行対象マシンにおけるイメージ作成 (0.3 MB, PDF)
- Windows PEブータブルメディアの作成 (0.6 MB, PDF)
使用例
- サーバ統合 0.5 MB (英語)
- 仮想サーバの障害復旧 1.1 MB (英語)
その他関連情報
便利なツール
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